ポジティブシンキングの功罪

ポジティブシンキングは使い方によってプラスを生み出すときもマイナスを生み出す時もあります。基本的には、マイナス状況のときに、自分を慰めたり何らかのプラスの意味を考えたりして落ち込まないようにし、そのうえで、同じ失敗を繰り返さないように、その体験から学ぶ、というのが正しい使い方です。

つまり、ポジティブシンキングの功は、マイナスの体験から何かを学ぶ以前の問題として、落ち込まないようにする点にあります。

しかし、気を付けないといけないのは、そこで満足してしまうと、出来事から学ぶ機会を失うことになることです。また、あるがままに受け入れることを避けることにもつながりかねません。

大事なのは、人生で体験することからできるだけ学ぶ姿勢です。そのためには落ち込んでいては何もできませんから、学びへと向かうエネルギーを高めるためにポジティブシンキングをするのなら、大いに役立つわけです。