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子育ての基本、親への理解、そして自分自身の理解へ

人間は誰でも子として生まれ親(または育ての親)に育てられ、また多くの人が子の親となり子育てをします。そのようにして人間は次の世代に自分のイノチを継ぐことができるのです。ですから、親の子に対する影響は、特に幼い間から青年期までは絶対的なものとなり、その影響は大人になった後の、子としての親に対する姿勢にも無意識のうちに大きな影響を与えます。

ですから、この問題は、現代のように、出生率が低下し且つ老齢人口が増えている時代には重要な問題となります。それだけではありません。正しい子育ての理解や、それを実現するように努力することは、子育てが終わった年齢の人や子を産んでいない人にも、今の自分を正しく理解し、人生上の問題に正しく取り組むうえで必要なことなのです。

子育てにおいて最も大事なことは、子育てとは親が望むような人間に子を育てることではない、ということです。人間にとって基本的に大事なのは、その人らしく生きるということです。従って、大事なのは、親の期待に沿って生きる人間ではなく、その子らしく生きることができる人間になることです。

そこに子育ての難しさがあります。幼い子にとって親は自分の生存のための唯一の存在ですから、本能的に親の意を迎えようとします。一方親の方は子にとって必要だとか良いことだと思っていろいろなことをします。その両方の姿勢によって、生物的には子育てがなされるのですが、人間は自我があるためにいろいろな問題も生み出すことになるのです。

子育てにおける多くの問題を避けるためのもっとも基本的なことは、親が、自分の子は自分のものではない、ということが本当にわかっているかどうかです。子は親のために生まれてきたのではありません。その子自身のために生まれてきたのです。ですから親は自分の気持ちに従って子に働きかけるのではなく、その子にとってプラスになるかどうかを唯一の基準にして働き掛けるべきなのです。子のためにしたいことをして良いときもあるし、したくてもしてはならないときもあるし、したくないことをしなくてはならないときもあるし、したくないことをしない方が良いときもあります。

多くの場合に親は、子のためにと思いながら、実は自分が望むことを実現するために、または自分の不安を避けるために、子に働きかけていることが多いものです。それは子への愛ではなく要求なのです。子に差し出すものは、要求ではなくその子が必要とするものでなければなりません。その必要なものとは、その子がその子らしく生きていくうえで必要なものということになります。それは一つは社会の中で生きていくうえで必要な強さであり、もう一つはその子らしく生きるうえで基礎となる自己受容です。

強さとはその社会の中で普通に生きていくうえでの心身の健康や常識や考え方であり、自己受容とは自分という存在の価値を認めることができる能力です。そのようなものを育むためには、時として子が望むものばかりでなく望まないことを強制することも必要となります。しかしその強制が必要なことはあまり多くはないはずです。強制が多ければ多いほど自己受容は遠ざかります。強制は必要最低限にする姿勢が正しいのです。

多くの場合に親は、「子のために」と思いながら実は上記の意味での「要求」をするものです。本当に子のためにするのか、または自分の気持ちを正当化するために「子のために」を使っているのか、常に厳しくチェックしたうえで子への働きかけをすることが必要なのです。正しい強制をするためには、その子が自分のものではない、ことを忘れないようにし、正しい自己受容を促進するためには、その子のあるがままを親が受容することです。受容されればされるほど自己受容は進みます。

この、社会で生きていく強さと自己受容の両立こそが、その子がその子らしく生きていくための、本当の意味での手助けとなるのです。このことは、あなたが大人になって老齢の親と関わるときにも必要な理解です。自分の育てられ方にどのような問題があったのか、それを正しく理解することで、親と自分をより深く理解することができます。世の中に完全な親は存在しません。あなたがどのような育てられ方をしたにしても、親の手元を離れるまでは最低でも衣食住の面倒は見てくれたわけです。自分の育てられ方にどのような問題があったのか、それを正しく理解し子育ての難しさを知れば、親への感謝も深まります。

また、これまで述べてきたことは、子育てが終わった人にも、子がいない人にも基本的な真理に触れています。上記の文の中で「子」を「相手」と読み替えてみてください。もちろん子に対する「育てる」という点は大人同士の関係では適用されませんが、その他の点では多くのことが、人生上の問題に取り組むときの正しい姿勢と共通しています。そして、上記で述べていることを普遍的に一言でいえば、他者との関係で基本的に大事なのは、関係そのものを良くしようとすることよりも、あなた自身の強さと自己受容にあるということです。その点をよく考えてみてください。