人間が過ちを犯す根本的な原因は不安です。
すべきことをしなかったり、
すべきでないことをしたり、
すべては突き詰めれば何らかの不安があるからです。
以前話した、日常生活で自我を超えるために努力すべき道、
カルマ・ヨガにしろギャン・ヨガにしろバクティ・ヨガにしろ、
不安があれば実行することは難しくなります。
失敗の怖れが強ければ行動することは困難です。
真実を怖れていれば、探究することはできません。
傷つくことを怖れていれば愛することはできないでしょう。
ですから、怖れから自由になろうとする姿勢が必要不可欠なのです。
怖れから解放されるために必要なのは、強さや自信ではありません。
必要なのは開かれた心です。
心が開かれていればいるほど、怖れに縛られることがなくなります。
ですから、瞑想によって心を開くことに努め続ければ、
自然に怖れから自由になっていくことが可能なのです。